年長組の取り組み~劇場ごっこ~
年長組が行っている『劇場ごっこ』の取り組みを紹介します。
①劇場ごっこって…?
子どもたちと一緒に昨年度の劇遊びを振り返り、
年中組や年少組に劇遊びの楽しさや面白さを知ってもらおう!を目標に
年長組の子どもたちが劇を作り、年中組年少組の子どもたちに見てもらう取り組みです。
まずは、「何の話にする?」というところから話し合い、取り組みが始まります。
②話は何にする?
まず何の話にするかを決めました。
数ある話の中からどうやって選んだのかというと…
子どもたちが調べたことを発表してくれたり、
幼稚園の絵本の間から探し出してきたものを
話し合う中で「この話だったらわかりやすいよ!」
「これは、長すぎない…?」「イイネ👍!!」などなど、
感じたことをしっかり伝える姿が見られました。
そして、各クラスの話が決まりました!!
③話づくりをする(幕割りをする)
題材が決まり、次はどの場面を劇にしていくのかを決めました。
「この場面、面白いからここは入れよう!」
「何幕にする?」「10幕は?」「長すぎる!」と、
子どもたちなりに必要な場面を考えて、幕割りを決めていました。
④役決め
登場人物が決まれば、誰がどの役をするか話し合いました。
自分がやりたい役を主張したり、友だちの思いに耳を傾ける姿など、
担任が話に介入しなくとも、子どもたちだけで話が進んでいく様子が伺えました。
⑤道具作り
劇を進めていく中で、道具が必要だね!となり、
色々な素材を使って道具作りが始まりました。
作りたいものをイメージしながら作り進めていく姿があり、
一人では難しいところも友達と協力しながら作っていました。
劇の道具があることで、より劇のイメージが深まります!
子どもたちが使う道具一つ一つに、
試行錯誤や工夫が隠されています😀
⑥演じる(見せあう)
やってみる⇒振り返る⇒改善する⇒やってみる…を繰り返すことで、
良かったところを伸ばしつつ、課題を知り改善していくことができました。
実際に出来上がった劇を見せ合いしながら進めていく中で
「〇〇くんの声が大きかったよ」「△△△ちゃんの立ち方が本物のウサギみたいに見えたよ」
等など、友だちの良かったところに気づき、
それを具体的に伝える姿も多く見られました。
また、自分たちの劇をビデオで撮り、
後から全員で見ることで、
「この動き方、わかりやすいね!」「こっち向いてやったほうがいいね!」などなど、
客観的に見ることで気付けたことも沢山あったようです。
他にも、クラスのホワイトボードに作るものリストなど
書いておくことで、子どもたちが自分で確認して、
やるべきことを考えて進んで活動する姿もありました。
そして、困っている友達がいると………
次はこう言うんだよ!と優しく教えてあげる姿がありました。
先生に頼らず、友達同士の助け合う姿!いいですね😀
『劇場ごっこ』の取り組みの中で、
子どもたちが自分たちでやることを考え
意欲的、主体的に取り組むことを大切にしています。
先生が筋道を立て活動を促すのは簡単ですが、
自分で考えてみたことを実際に行う中で、
あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返す中に
子どもたちの気付きが生まれます!
各クラス、子どもたちの気付きや声を大切に関わってきました。
参観では、どういった姿を見せてくれるでしょうか?
楽しみですね😀