「手伝ってあげるね」「ありがとう」
来月の生活発表会に向けて日々取り組み、明日からリハーサルです。
リハーサルの事を子ども達は『ミニミニ発表会』と言い、
他学年、他クラスの友達に披露する事をとても楽しみにしています。
今日はリハーサル前の最後の練習をこっそり覗いてみました。
これは年中組の劇遊びの練習風景。
サルが柿を投げる時ってどんな表情?
青くて硬い柿を投げつけられたカニのお母さんはどんな気持ち?
子ガニの気持ちは…?
場面場面での役の気持ち・表情・仕草等
クラス皆で考えながら進めていました。
ただ台詞を覚えるのではなく
その時の心情も考え、なりきり演じる事で
疑似体験しています。
『喜怒哀楽』様々な感情を疑似体験することで
心の豊かさに繋がればと願っています。
また、色んな感情をクラスの皆で考える事で
思いや感情を共有できる場、
意見を言い合える場にもなればという思いもあります。
年長組の練習風景。
猟犬のその時の感情や動きを考え、
実際に演じているところです。
まわりの友達もその姿を見て
感じた事を伝え合い、より良いものにしていこうとしていました。
サイド(フロアで出番を待つ子)の子も道具の出し入れや
コール(掛け声)をする等場面を盛り上げ参加しています。
クラスが一つになり取り組んでいる様子が伝わってきました。
こんな姿も…
「お面にしっぽが絡まっちゃった。」
「手伝ってあげるね。」
「ありがとう。」
↓
手伝ってもらった子が…
「手伝ってあげるね。」
「ありがとう。」
↓
手伝ってもらった子が…
次の友達に…
「綺麗にしてあげるね。」
「ありがとう。」
(まわりの子達の見守る表情も温かいですね。)
↓
次の友達に…
「手伝ってあげる!」
「ありがとう。」
お気づきでしょうか?
手伝ってもらった子が次は自分が手伝い、友達を助ける
というやり取りが連鎖していました。
友達との助け合いの姿、優しく接する姿に
胸が熱くなると共に子ども達の心の育ちを改めて感じました。
明日からのリハーサルでどんな子ども達の姿が
見られるのかとても楽しみです。